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たじ

世の中は大きく変われど、季節は必ずやってきます。生きてることを喜び命を大事にしましょう。

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新しいタイプの大富豪の価値観

高度化・複雑化する一方の社会で人生の難易度が上がった結果、これまで通りの人生設計は通用しなくなりました。このことにいち早く気づいた(とてつもなく)賢い若者たちが金融市場を“ハック”して、大きな成功を手にしています。1992年生まれのサム・バンクマン=フリードは、投資会社のトレーダーを経て2019年に暗号資産(仮想通貨)のデリバティブ取引所FTXを設立し、29才の若さで1兆円を超える資産を築き、「史上最速で大富豪になった男」と評されました。1994年生まれのヴィタリック・ブテリンもブロックチェーン技術の可能性にいち早く目をつけ、19歳で「イーサリアム」を開発しています。アメリカのミレニアル世代(1980~1995年生まれ)の間では、最小限のモノだけで生きていく「ミニマリズム」と、経済的独立や早期退職を目指す「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という2つの人生戦略が広まっています。アメリカの仮想通貨規制を避けて香港に移住したバンクマン=フリードは、友人とシェアルームに住みながら、いつもTシャツと短パン姿で過ごしています。美食とは無縁のヴィーガン(完全菜食主義者)で、香港中心部にあるオフィスは、どこでも寝られるようすべての部屋にビーズクッションが置かれているといいます。大富豪であるにもかかわらず、そのライフスタイルはミニマリストそのものです。日本の大学の調査では、金融資産が1億円を超えると幸福度はほとんど上がらなくなるとされますが、これはお金の限界効用が逓減するからです。ましてや20代で1兆円を超える莫大な富を手にしたら、それを一生のうちに使い切るのは物理的に不可能です。

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