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仕事なんてつまらなくて当たり前、人気ブロガーの会社員がそう諦めるようになった理由

仕事にやりがいを感じられないときには、どうすればいいのか。ブロガーのフミコフミオさんは、そもそも仕事は個人的な楽しみや達成感を得るためのものではない。つまらなくて当たり前という意識を持つと、小さな楽しみを見つけやすくなる。というすべての仕事には得るものがあるこんにちは、僕はフミコフミオ。食品会社で働くサラリーマンだ。今は中間管理職で上下からの圧を楽しみに変えながら日々の仕事に当たっている。今回は「やりがいのある仕事」をテーマにお話ししたい。仕事に対して期待をしすぎるなということ。やりがいを期待しすぎないことには、実はもうひとつの効果がある。それは、仕事をしているうちに、広大な砂漠を歩いているときに大量の水を蓄えている小さなオアシスを見つけたときのように、まれに出会う楽しさや充実感をともなったやりがいを存分に味わえるようになる。僕らはやりがいにとらわれている。そのやりがいは自分にとって楽しい、役に立つやりがいである。そんな自分にとって都合のいいやりがいが大量にあるわけがないではないか。あるはずもないものを探しているから、目の前にある仕事への不満が蓄積してSNSなどに投稿して憂さ晴らしをするはめになる。つまらない仕事ほど早く終わらせてしまいたくなる境地に達すれば最高である。そのような安定した心を持って仕事に臨んでいるうちに、楽しい仕事、個人的に実になる仕事といった、自分にとってやりがいのある仕事と出会えるようになる。仕事に対する期待感を下げていたので、喜びもひとしおである。僕にも何回か境地に達した経験がある。10年くらい前に、某地方の新規開発営業を任された時だ。事業圏から離れたエリアで見込み客も販路もゼロ。3年計画で基礎をつくるように命じられていた。予算は限られていて、現地スタッフは1名雇用するのが精いっぱい。会社としては、「未開発のエリアで万が一でもビジネスが成立すればもうけもの」くらいの認識だったのだろう。とはいえ担当者としては課せられた目標をクリアしなければならない。あきらめたら成功のヒントが見えてきた。3年以内に支社を設立できるレベルのビジネスモデルを立ち上げる。予算もコネもなし。採用可能な現地スタッフ1名それが条件だった。ピンチである。このようなピンチのときドラマなら主人公とチームが「目標に向かってゴー!」みたいな熱いストーリーになるが、あえて、マイナスポイントを書き出してみた。仕事が失敗するのは、ありもしないポジティブな要素や過剰な期待値を計画に盛り込んでしまうからだ。僕はその仕事のネガティブ要素をときどき書き出した。気が滅入ったが、夢も希望もなくなった分、絶望することもなかった。ダメでもともという開き直りと早くこの仕事を終わらせよう。という意識を持った。面白くない仕事だと最初から諦めたのだ。諦めて、覚悟を決めると見えてくるものがあった。コネがないことは、しがらみが何もないということであった。予算と人材の少なさはやれることの集中につながった。事業圏外ということは、失敗しても既存事業にかけるダメージはない(少ない)ことだった。淡々と仕事を進めるうちにそれらに気付いていった。そして、次第に好転した。特にコネがないことが大きかった。完全にフリーだったので、業界のしがらみもなく、どの法人にもアプローチすることができた。アプローチがうまくいかなくても元々何もないのでダメージもゼロ。事業圏内であったら失敗したときのことを考えたり、契約金額によってアプローチを控えたりすることも多々あったが、そういったこともなく新規開発をすることができた。「やりがい」は求めるほど見えずらくなる次第に、まったくのゼロから事業を立ち上げたいという考えに共感してくれる若い経営者と関係性を築けて、それが面白さになった。諦めていたからたった一つのアポが取れた時の喜びもひとしおで、それが仕事を加速させた。そこから大型契約をひとつ取ることができて、支社開設までこぎ着けることができた。支社開設まで3年の計画が、1年と少しで達成することができたのだ。このように、仕事に対するやりがいを求めないスタンスを持って日々の仕事に当たることで、面白くない仕事を面白くない仕事とそのまま受け止められれば、絶望することはなくなり平穏な気持ちでいられる。淡々と仕事をこなせれば、早く進められる。やりがいのある仕事だから楽しいのではないのだ。楽しい仕事がやりがいのある仕事のように思えるのだ。すべて、自分によってつくられた錯覚なのである。やりがいのある仕事を求めすぎている、やりがいにとらわれていると思ったら、目の前にある仕事から得られるものを書き出して整理してみよう。やりがいのないと思われる仕事にも利益、技術、経験といった、やりがいがあることが確認できるはずで、そこに楽しさや個人的に役に立つことがないだけなのである。そのような個人的なやりがいのある仕事を確実にゲットするために、仕事に対して冷静であり続けることが必要なのだと僕は思うのだ。

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