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外国船監視に大型無人機『富士山頂から地上がわかる』

海上保安庁は、導入を検討している大型無人機の飛行試験を報道陣に公開した。尖閣諸島周辺をはじめ外国船の活動が活発化するなか、無人機が太平洋側などを広範囲に警戒監視することで、現状の人員や機材をそうした警備に集中させるようにする狙いがある。

29日午前、青森県八戸市の海上自衛隊八戸航空基地。ブォーンと大きな音を立てながら米ジェネラル・アトミクス社のプロペラ機「シーガーディアン」の機体後部につけられたプロペラが回り始めた。全長11・7メートル、幅24メートルだが、機体や両翼は細長く、数字ほど大きくは感じなかった。操縦席はない。地上にあるコックピットからパイロットが衛星を介して無線で操縦できるが、離着陸も含めてほぼすべて自動操縦だという。滑走路まで自走し、勢いよく飛び立っていった。海保は9億4732万円の予算を計上し、15日~11月10日に三陸沖、小笠原、日本海で計約150時間の飛行試験をする予定だ。発着時以外は海上を飛行し、住宅の上などは飛ばない。機体には赤外線カメラやレーダーがついており、監視性能は「富士山の頂上から地上の車がわかるほど」(海保の担当者)。海にいる救助者や船の識別番号を確認できるか、別の飛行機が近づいた時に自動で回避できるかなどを確認する。