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いつになったら自動運転と呼べるクルマは登場するのか?

自動車業界にとどまらず、グーグルなど異なる業種も参入して進められている自動運転車の開発。前方のクルマについていく前車追従走行はもちろん、車線維持走行、自動ブレーキ、急発進防止装置など、さまざまな先進安全技術を搭載したクルマは、すでに街中を走り回っていても、“自動運転車”を名乗れるクルマの登場はまだまだ先。クルマの自動化のプロセスは、いったい今、どの段階?

先進安全技術は、ザックリこの20年間で100倍進化し、自動運転技術へと近づいた。たとえば導入初期の衝突被害軽減ブレーキは、時速15㎞くらいまでしか減速できず、完全停止も無理だった。それが今や、条件にもよるが40トン(日本では25トン)の大型トラックですら時速80㎞から停止する。人や二輪車、自転車などにも昼夜を問わず反応し、暗がりを歩行する横断者や、交差点での右左折時にも対応できるなど劇的な進化を果たした。20年度中に、レベル3にアップデート可能なレクサスLSが登場。ホンダからもレベル3を搭載した車両が販売される。メルセデス・ベンツの新型Sクラスもレベル3に対応するといわれ、商用車では先のダイムラートラックAGが’29年までにレベル4の大型トラックを販売する。ともすれば、自動車メーカーのパフォーマンスにしか見られなかった自動運転技術だが、実用化は着実に進んでいるのだった。